＜2010年夏の集会活動報告＞

開催日時　2010年7月31日（土）～8月1日（日）
開催地　福島県会津若松市　・喜多方市・会津坂下町
テーマ　「観光地における街並み作り視察と観光資源の活かし方」

　全国的に見ても観光資源に恵まれている福島県会津地方だが、だから故の問題点も多い。観光スポットを「点」ではなく「面」で捉える為には地域住民の協力は必要不可欠である。
　福島県会津若松市には、地域住民と共に見事に再生し国土交通大臣表彰された「七日町通りまちなみ協議会」がある。中心的に活動された目黒章三郎氏を招き、今日までの取り組みと成功のポイントなどをご講話頂いた。
　喜多方市はラーメンで有名だが、実は市内に4200棟もの蔵を持つ「蔵の街」でもある。この数字は全国トップレベルなのだが、活かしきれず周知されていないのが現状。この現状を打破するべくベロタクシーで観光案内をするNPOを立ち上げ、使用されていない蔵をコミュニティーの場に活用するなど積極的に街づくりへ取り組んでいる江花圭司氏を招き活動内容や今後の課題などをご講話頂いた。


　歴史の町会津ならではの仏像巡りでは、国の重要文化財である平安時代の薬師如来坐像（上宇内薬師堂）や鎌倉時代の千手観音立像（恵隆寺）を拝観。 これらの旅工程移動手段には「レトロバス」を手配し、街の雰囲気を五感で体感した。さらに地元食材を積極的に取り入れている飲食店や土産土法の日本酒蔵元などでその取り組みなどにも触れ、今後の観光地が取り組むべき活動の全体を見渡す事ができた。


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